「~♪」 久しぶりにする彼氏とのデート! 最近は忙しくて全然二人きりの時間を取れてなかったし、今日はその分沢山楽しんじゃおうっと! 電話とかで声は聞いてるし、夜寝る前なんかはカメラを使ってお互いの顔を見ながら近況報告だってしてる。だから遠くにいてもすぐ近くにいるっていう表現でいいのかな? あんまり久しぶりって感じはしない。 でも直接会うのは久しぶりだし……なんかすごく不思議な気分。 あ、今日のデートプランは私が考えた! だってお仕事で疲れてる彼にそこまで負担をかけたくないし、何よりも今日は私が彼の為に色々としてあげる日って決めてあるから! 電話なんかでもすごく疲れてるような声を出してたし、顔にも疲れが見え隠れしてた。会社ではそんなこと言われないーって言ってたけど、彼女である私には一発でお見通しなんだからね? それにいつもはリードしてもらっているし、今日ぐらいは私がリードしてあげたいから。 それにしても、彼が来るのが少し遅いような気がする。いや、私が早く来過ぎたっていうのは確かにあるんだけども! それを抜きにしてもちょっと遅いような……。 「む~……」 もしかして遅れるとか連絡が来てるかもしれない。そう思ってスマホを取り出してトーク履歴を確認するけど……当然だけど来ていない。何度かトーク画面を更新してみたけど、やっぱり連絡はない。 「む~……!」 ……別に連絡が無くてもいいんだけどね。まだ待ち合わせ時間に遅れてるわけじゃないし、私が早く来過ぎただけだし? でも、久しぶりに会うんだからもう少し早く来てくれてもいいんじゃないかなって。そんなふうに思っちゃうのは……私のわがままなのかな。ちょっとだけ寂しくて、今日会えるのが嬉しくて、ずっとずっと楽しみにしていたのは私だけ……? 「レイル」 「!」 そんなことを考えていると、何度もスマホ越しに聞いていて、それでいてずっと焦がれていた声が耳に届く。 「ごめん、待たせたかな」 「ううん! 全然待ってないよ!」 「ごめん。本当はもう少し早く来たかったんだけど……ちょっと時間が掛かっちゃって」 「時間……? 電車とか遅れてたの? それなら言ってくれればよかったのに」 「いや、違うよ」 「それじゃあ何に……?」 電車とかバスとか、それ以外で何か時間が掛かるようなこと? 一体何だろう……。 「……! もしかして」 そう思っていたけど、彼の姿を見ていたらあることに気づいた。いや、気づくことが出来た。 それは私たちだけがわかること。私自身、すっかりと忘れていたこと。まさかこんなサプライズをしてくれるなんて思っていなかったし、私だってそんなつもりであの時選んだわけじゃない。でも、彼はしてくれた。 他でもない、私だけの為に。 私の反応を見た彼はちょっとだけ恥ずかしそうに照れていて。 「~!」 それを見た瞬間、さっきまで抱いていた不安だとか暗い感情は全部どこかへ行ってしまった。私だけじゃなかった。彼もこのデートを楽しみにしてくれていた。それなのに私は……もう、バカ! 「その服、あの時デートで私が選んだ服だよね……⁉」 「うん」 私が似合うからって選んだ服。彼は学生の私とは違ってお仕事が忙しくて。あんまり外に行く機会が無いって言ってたから、せっかくだから私が似合う服を選んでプレゼントした服。それを着てデートに来てくれた。 「レイルは普段着にして良いって言ってくれてたけどさ。せっかく最初に見せるならレイルの前がいいと思って」 「その……ずっと着れてなかったんだ。それでちょっとだけ俺も不安になっちゃってさ。鏡の前でにらめっこしてたらこんな時間で……」 「……似合ってるかな? いや、レイルが選んでくれたからそれは間違いないのはわかってるんだけどさ」 「もちろんバッチリだよ!」 「それならよかった」 すっごく嬉しい……! 何より私に会う時まで取っておいてくれたっていうのがすごく嬉しい! ……彼としては忙しくて着る機会が無かったとか、そんな理由があるのかもしれないけど……それでも嬉しいものは嬉しいんだから仕方ない。 なんだろう……すっごく単純だと思うけど、今はもうすっかりさっきまでのネガティブな感情だとか彼に対しての不満だとか。そんなものは一切なくなっていて。今はただただ彼とのデートが楽しみで仕方ない。 「はぁ……嬉しいなぁ……」 「おっと」 思わず心の声が口に出ると共に彼へと抱き着いてしまう。でもこれは仕方ないと思う。まさかこんなサプライズをしてくれるなんて思っていなかったし、今の私は幸せの感情が溢れて止まらないんだもん。 「ははっ、そこまで喜んでもらえるの嬉しいんだけどさ。そろそろ移動しないか?」 「え? ……あっ!」 ちょっとだけ苦笑いしている彼。どうしてだろうと辺りを見回してみると、どうやら思っていたよりも声が大きかったようで。 「あらあら」 「ふふっ、微笑ましいわね。私も昔は……」 「彼女さんも可愛いけど、彼氏さんもすごくかっこよくない?」 「わかる! ……私もあんなかっこいい人と付き合えたらなぁ」 「あわわ……⁉」 周囲の人たちが私たちのことを見てひそひそとお話ししてた。けど悪い言葉は言われてなくて、どっちかっていうと羨ましいとか微笑ましいとか。好意的な言葉ばかりだったけど……。 「は、早くここから移動しよっか!」 「うん。そうしようか」 彼の手を取った私は慌てて待ち合わせ場所から離れることにした。正直、嬉しい気持ちもあったけどそれ以上に恥ずかしさの方が勝っちゃっていたし、何より大好きな彼を誉められるのは嬉しいけど……でもうやっぱり嫌! そんなこんなで、私たちのデートはちょっと慌ただしいスタートを迎えることになった。 「ふう……」 「お疲れ様。ちょっとここで休憩していこうか」 「うん!」 慌てて移動して、そこからはウインドウショッピングをしたりだとかちょっとした食べ歩きをしたりだとか。彼と一緒にやりたかったことを色々とした。夢中になっていたせいか、思っていたよりも歩き回っていたらしくて。近くにあったカフェで休憩することにした。 「疲れてない?」 「あはは……ちょっとだけ疲れちゃったかも」 「時間はまだまだあるんだし、少しゆっくりしていこう」 「そうするね。はふぅ……」 ちょっとはしたないけど、テーブルに体を預けさせてもらう。荷物とかは彼が持ってくれたから全然大丈夫なんだけど、なんだか楽しみ過ぎて疲れちゃったみたい。 ぼんやりとしながら甘いミルクティーを飲み、この後の予定を頭の中で再確認。行きたかった場所は殆ど行けたから、今度は服とか彼の家に置くインテリアとか色々と見て回ろうかな。再来週はお家デートの予定だし、彼も今の部屋はちょっと寂しいって言ってたから。 「……」 そんなふうに色々と考えていると、何かが聞こえてくる。何故かそれが気になってしまった。私自身、ダメだと思っているのに聞き耳を立てずにはいられなくて……ついつい会話を聞いてしまった。 「あの人かっこよくない?」 「わかるわかる! 隣の子は妹さんかな?」 「それならちょっと声かけてみない?」 「あっ! それいいかも!」 「……!」 ……別に気にしてなんかいない。確かに私はそんなに身長も高くないし、童顔だから。でも、だからって私が妹に見えるっていうのはなんか違うと思うんだよね……! というか失礼なんじゃないかな? 多分聞こえるように言ってるわけじゃないと思うし、悪気も無いんだろうけどさ。それでも聞こえちゃったら、とか考えないのかな……! 「……レイル?」 「え?」 「なんかぼーっとしてたから気になって。やっぱり疲れてるのか?」 ついつい周りの話に聞き入ってしまったからか、そんなことを言われてしまった。 「ううん! 全然そんなことはないんだけど……えへへ」 笑って誤魔化してみるけど、やっぱり彼は不思議そうにこちらを見ることをやめない。……こうなったら、ちょっと強引にでも話の流れを変えるしかない。というか一刻も早くここから立ち去らないと。今は私に集中してるおかげで聞こえてないみたいだし、周りの子たちも動く気はないみたいだけど……いつそれが変わるか分からない。 「んっ……ぷはっ! うん、エネルギー充填完了!」 ミルクティーを一気に飲み干し、荷物をまとめて立ち上がる。 「早く行こっ」 「ん、了解」 「次はちょっと歩くかもしれないけど大丈夫?」 「まぁレイルに比べたら体力はあるし」 「もうー!」 雑談混じりに彼とカフェから移動する。もしかしたら、私が話を聞いていたのを気づかれたかもって思ったけど……どうやらそんなことは無かったっぽい? すごく自然な流れでここから離れられそう。後ろからちょっと残念そうな声が聞こえるけど、無視無視! カフェでの出来事を忘れようとして、予定とは違う場所に行ったりしてたら……気づけば夕方になっちゃっていて。 もう、デートは終わりの時間。 「今日はすっごい楽しかった!」 「僕もすごく楽しかったよ。普段とは違ったレイルの表情も見れたし」 「えっ!? ……私、そんな変な顔してた……?」 「ははっ、そうじゃなくて。朝から難しそうな顔してたからさ」 「あー……えへへ。実はちゃんとエスコート出来るか心配で……バレちゃってた?」 「まぁね。レイルの考えてることはすぐにわかったよ」 「さっすが!」 どうやら彼にはなんでもお見通しだったらしい。……もしそうなら、カフェで私がそわそわしてた理由もバレちゃってたのかな。そうだとしたら……この後、私が何を言いたいのかもわかってるんだよね。 「まだ明るいけど、危ないから送ってくよ。それにレイルとまだ一緒にいたいから」 優しく手を握られながらそう言われる。……気づいてるけど、気づいてないフリをしてるのかな。それとも私から言うのを待ってる? ……どっちにしたって意地悪には変わりないけど。 「……ねぇ」 「ん?」 指先に自然と力が入ってしまう。私の握力なんてたかが知れてるけど、気づいて欲しいと目一杯力を入れる。 「今日一日は私のわがままに付き合ってくれるんだよね?」 「うん。あっ、行きたい場所とかまだあったかな? それなら」 「……あそこに行きたい」 彼の言葉を遮るようにそう告げて、指で少し遠くの建物を指さす。 「……なるほど」 さっきまでの優しい声色が、ほんの少しだけ低くなったのを感じた。 ドキドキとうるさい心臓の音を聞きながら、一枚また一枚と服を脱いでいく。彼とこういうことをすることは初めてじゃないし、なんなら今日に関しては自分から誘ったわけで。 本当なら自信に溢れている感じで出来ればいいんだけど……やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。 特に自分から誘っちゃったのがもう限界。今だって耳まで熱くて仕方ないもん。こんなことになるならもっと心の準備をしておけば良かった……。 でも、今日は私が彼にご奉仕するって決めた日だから。普段、お仕事を頑張ってる彼に労いの気持ちをたっぷりと込めたご奉仕を。 「……よしっ!」 生まれたままの姿ではまだ恥ずかしかったから、バスタオルを体に巻き付けて、彼の待つシャワールームへと移動する。シャワールームと言ってもそういうことをする場所だから、家のよりもずっと大きくて。ちょっとした部屋? みたいになってる。 「結構待たせちゃった気がするけど……寒くない?」 「全然平気。レイルこそ大丈夫?」 「私は大丈夫!」 ちゃんと暖房が効いていたおかげか、それともお風呂を沸かしておいたおかげか。彼は下半身部分にだけタオルを巻いた姿でも寒そうな素振りは見せていなかった。私も……恥ずかしさで体が熱くなってるから平気。 「それでレイル。この後は……」 「ダメダメ! 君はそこに座ってていいの!」 「でも」 「きょ、今日は私が全部してあげたいの」 「……ダメ、かな?」 「……いいよ。今日はレイルに全部任せる」 「えへへ……ありがとっ」 えっちなことをする為だけのイスから立ち上がろうとする彼を必死に止める。いつもならお互いに洗いっこして、そのままするんだけど……今日は違う。 「ねぇねぇ、後ろ向いてくれる?」 「わかったけど……イタズラはダメだぞ?」 「もう! そんなことしないよー!」 彼が後ろを向いたことを確かめてから、ボディソープをタオルにつけて彼の体を洗う準備をする。 「では洗っていきますね〜」 そうして普通に体を洗っていく。背中、肩、腕。上の方から順に下に行って、くっつくようにして胸の方なんかも洗ったりして。この後のことに備えてちゃんと洗っておかないとね。 「くすぐったくない?」 「大丈夫だよ」 「えへへ、なら続けるね♪」 そうして彼の体を洗っていくけど……。 「んっ……♡」 彼と体が触れ合ってしまったせいか、それとも雰囲気にあてられてしまったせいかは分からないけど、だんだんと体に熱が溢れてくる。その熱は次第に体を敏感にしていって。 そのせいなのか。……女の子が全身を使って体を洗ってあげればどんな男の人も喜ぶって聞いたけど……本当なのかな。なんて馬鹿げたことを考えちゃう。 でも、普段洗いっこしてる時も彼はちょっとだけ楽しそうというか恥ずかしそうにしてるし……もしかしたらそうなのかも。 そう思ったら自然と体が動いていて。恥ずかしさなんてどこへやらで、気づけばバスタオルを手に取って少しずつ体に塗っていく。 ちょっとだけ冷たいけど、体の火照りの方が強くて。すぐに馴染んでいく。 ドキドキとした気持ちのままピッタリと彼にくっつく。後ろから抱きしめているからなのか、彼の体温がすごくハッキリと伝わってくる。……私のドキドキもバレてしまっているかも。 それにこうしてると、私と彼の違いがハッキリとわかる。細身だけど体のところどころは鍛えてあるおかげか硬くて。そうして触れ合ってるだけでも私の鼓動は早くなる。 「よいしょっ……んっ……」 彼の腰に腕を回して、上半身を上下する。ボディソープのおかげですんなりと動ける代わりに、スリスリと乳首が擦れて私まで気持ちよくなっちゃう……。 「ねぇ、気持ちいい……?」 「すごく」 「えへへ……ならもっと気持ちよくしてあげるね♡」 胸を押し付けるようにしながら上半身を動かし、腰に回していた腕をちょっとだけ動かして彼の乳首を優しく触る。 その瞬間、ビクッと彼の体が大きく動くと共に声にならない声のようなものが聞こえてくる。 「男の子もここが弱いって聞いたけど、答えは聞かなくても平気みたいだね♡」 優しく、ねちっこく乳首を弄りながら彼の体を洗っていく。たまに首筋に甘噛みなんかもしながら。 「次は腕と足を洗っていきますね〜♡」 胸で彼の腕を挟みながらスリスリと擦りつけて体を洗っていると、彼の指が私の乳首をピンと弾く。 「やんっ♡お触りは禁止でーす♡」 やんわりと注意しながら両方の腕を洗い、今度はまた後ろに回って密着しながら彼の足を洗っていく。 ふくらはぎから順に太ももへとゆっくり登っていきながら、彼の一番大切な部分には触れないように全身をくまなく洗っていく。 「……♡」 そんなことをしていると、彼のおちんちんも大きくなってくれて。そっと手で優しく包み込んだだけで今にもイッちゃいそうな声を出してくれる。 でも、手でイクなんて勿体ないよね♡ 「……もっとも〜っと気持ちよくしてあげるからね♡」 もっと彼に気持ちよくなってもらいたい。もっと彼に尽くしたい。もっと、もっと。 そんなご奉仕精神とでも言うべき感情がとめどなく溢れて、止まらない。一度火のついた欲望に歯止めなんて効かなくて、感情の赴くままに私の体は自然と動く。 「えへへ♡」 彼の目の前に跪き、ゆっくりと指先でそれに触れる。優しく、それでいてしっかりと感触を確かめるように。すると、彼のおちんちんはぴくぴくとした動きを見せてくれる。多分、これは彼自身も制御できてないほぼ反射に近い動きなんだろうけど、それがとってもかわいく感じてしまう。けど、それを言ったらちょっと怒られそうだしここは我慢。それに 「あは♡」 ちょっと触っただけでもこの反応なんだもん。もし私のおっぱいで挟んじゃったらどうなるんだろう……♡ 何度か彼にしてあげたことがあるけど、今日はいつもより特別になりそう。普段は色んな人に見られてちょっと恥ずかしいけど、これのおかげで彼にたくさんご奉仕出来るって考えれば大きくて良かったのかも。 「よい……しょ♡」 「くっ……!」 「えへへっ♡ 気持ちいい?」 掛け声と共におちんちんをおっぱいで挟み込む。私の体よりも熱くて、固いそれを上下にゆっくりと動かしていけば彼の口からは言葉にならない言葉ばかりが溢れてくる。普段これをするときは唾液とかで濡らしたりしてるけど、今日はボディソープを使ってる。そのおかげか、普段よりもずっと動きが滑らかになるし彼も気持ちよさそうな顔をしてる。 たぱん♡ たぱん♡ えっちな音がシャワールームに響く。その音がどんどんと私の気持ちを高揚させていく。 「ぐりぐり~♡」 ただ上下に挟み込んで動くだけじゃなくて、ぎゅっとおっぱいを両手で圧迫して刺激を変えたりなんかして。 「よいしょ♡ よいしょ♡」 速く動いたり、遅く動いたり。動きに緩急をつけて彼の射精を促していく。すごく気持ちよさそうな声がいっぱい出てるし、もっともっとご奉仕してあげたくなっちゃう。 「レイル……そろそろ……!」 「……もう出しちゃうの?」 そんなことを続けていると、彼からもう限界だと言わんばかりに言われる。確かにさっきからおちんちんのびくびくとした動きは強くなっているし、先っぽの方はひくひくとしながら膨らんでいる。それに余裕がちょっとだけ無くなっているのか、息も荒い。……こんな彼の姿を見るのは初めてだったから私の方もついつい興奮してしまう。 ……ずるいよ、こんなの♡ 「えい♡ えい♡」 そう答えながら動きをどんどんと激しくして、彼から余力を奪っていく。今だけはお仕事のことだとか色んなことを全部忘れて、私にだけ集中してほしいなって。そんな思いを込めながらご奉仕を続けていけば、彼の腰がビクンと跳ねる。 ……そろそろかな♡ 「いいよ♡ いっぱい射精して♡」 その言葉を合図に、熱い衝動がおっぱいの中を飛び回る。全然そういうことをしていなかったからなのか、彼の射精は数秒間も続いて、その間私はおっぱいをぎゅーっと挟んだままだった。 「すっごい濃い……臭いだけで気絶しちゃいそう……♡」 胸元に吐き出された彼の精液。それを指先でつまんで伸ばせば、ぬちゃあ……という卑猥な音を立てて広がっていく。その粘り気もさることながら、臭いもやっぱり凄くて。こんなのを腟内に出されたら、一発で妊娠してしまう。そんなふうに思えるほど、濃くて美味しそうな精液。 本当は飲みたかったのに、彼ってば我慢出来ずに胸の中に出しちゃうんだもん。それに関しては……確かに私も悪いと思うけど、仕方ないでしょ? だって普段はあんなにもキリッとしてて弱気なところなんて見せない彼が、私のおっぱいに熱く滾るそれを必死に擦り付けていたんだもん。そりゃ私だってそんな可愛い姿を見たらいじめたくなる。 ローションなんて使わないでたっぷりのボディソープを胸に垂らし、べとべとのぐちゃぐちゃになった自慢のおっぱいで何度も上下に動かす度に可愛い声を出してくれて。私もついついもっと気持ち良くなってもらおうと、ギュッと挟み込んだり、緩急を付けたりしてしちゃったのがダメだった。 「すごいベトベトしてる……♡」 吐き出された精液に鼻を近付け、わざとらしく嗅いでみせる。 そんなふうに精液で遊んでいると、彼が生唾を飲み込む音が聞こえた。えへへ……興味津々って感じ。そんな目で見られたら……我慢出来なくなっちゃう♡ よく見えるように胸元を寄せ、溜まった精液を見せびらかす。そしてそれを指ですくい、まるで蜜壷の中に手を入れてはちみつを食べるクマさんのように口の中へと運ぶ。 「みえまふか?」 口を大きく開いてちゃんと精液が入っていることを彼に教えてあげると、瞬きすらも忘れて熱い視線を送ってくれる。それがとっても嬉しくて、気持ち良くて、快感で。 顔を彼の耳元へと近付ける。そしてよく聞こえるようにくちゅくちゅと咀嚼してみせれば、下腹部に熱くて硬い感触を感じた。 「もう、さっきこんなにも出したのに……」 あんなにも私の胸を好き勝手犯していたそれは既に大きく反り返っていて。……むしろさっきよりも大きく感じるのは気のせいかな? 「……レイル」 一度射精したからなのか、彼は冷静さを取り戻していて。そっと抱き寄せられたのと同時に、私は実感した。 やっぱり私は捕食者側になんてなれない。 大好きな彼に食べられることを願ってしまう、被捕食者側なんだって……♡。